大和証券、営業マンのCRMシステム入力作業をAIで効率化

大和証券は、営業員のCRMシステムへの入力業務効率化を図るため、AIを活用した音声認識機能を導入した。システム開発は大和総研が担った。

顧客との電話や面談の記録を営業員がCRMシステムに入力しているが、その作業には多くの時間を要しており、顧客との面談時間の減少や、勤務時間の増加という課題が浮上していた。

AI音声認識機能の導入により、営業員がマイクに向かって発声した内容は自動的にテキストに変換。移動中や電話が終わった後の時間に、効率的かつ詳細に記録を残すことができるようになる。これにより、営業員は顧客満足度向上に向けた活動に注力できるようになり、また、大和証券グループが進める働き方改革の推進にも繋がることが期待されている。

AI音声認識機能で採用したのはGoogleが企業・開発者向けに提供するクラウドサービス「Google Cloud Speech API」。高精度の音声機能に加え、専門用語への対応、音声データの取扱いポリシーなど、大和証券のCRMシステムでの利用に最適であると判断し、採用を決定した。今後は、利用状況や営業員からのフィードバックを踏まえ、その他の業務への適用拡大を検討している。

2024年01月31日 18時11分 公開

2018年05月24日 11時19分 更新

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