日本IBM、ビッグデータ探索ソフト発売

 日本IBMは、全社のデータを自動検索してひとつのポータル画面に可視化、社内データへのアクセスを容易にするソフトウエア「IBM InfoSphere Data Explorer V8.2(以下Data Explorer V8.2)」の販売を開始した。

 同製品は、2012年4月に買収を発表したVivisimo社の統合後初めての製品。データ形式や保管場所
を問わず、メール、文書ファイルやWebページなど、物理的に異なるサーバーに格納された社内のデータをひとつのポータル画面にメニュー表示し、キーワード検索機能を提供することで、企業のビッグデータ活用を支援する。

 ポータル画面でキーワード検索を行うと、複数得られた検索結果を他のキーワードによって分類した結果や、検索キーワードを含む情報がいつ頃多く作成されているか、これまでにどれくらい閲覧されているかなどをヒストグラムで表示したグラフィカルな画面などを提供。キーワード検索で得られた膨大な情報から、さらに必要情報を絞り込むためのヒントとなる情報が複数表示される。

 閲覧した情報にタグをつけることで再検索を容易にしたり、コメントを追加することで、他ユーザーに自身の知見を共有できるなど、コラボレーションの機能もある。

 セキュリティー機能も備え、ユーザーはユーザーIDとパスワードを入力してポータル画面にログインすることで、閲覧を許可されたデータのみにアクセスできる。

 使用料金は、527万3000円(税別)~で、日本IBMおよび同社のビジネスパートナーから販売される。

2024年01月31日 18時11分 公開

2013年01月28日 17時16分 更新

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