日本PCサービス、家庭用ロボットのトラブル解決コールセンターを開始

 家庭でのIT機器トラブル解決を行う日本PCサービス(大阪府吹田市、家喜信行社長)は、7月15日より、家庭用ロボットの設定やトラブルを解決する、ロボットコールセンターを本格稼働する。2017年12月末までに、新たに5社の提携を目標とし、伸び行くAIロボット市場をサポートしていく方針。

 急速に発展している人工知能技術は多くの製品を生み、関連市場は2015年の3兆7450億円から2020年には23兆638億円に伸びると予測されている(EY総合研究所推定)。家庭においても、学習や家事を助けるロボット、コミュニケーションや見守り機能を持つロボットなどがすでに活躍。しかし、ロボット開発メーカーは、ユーザーへの直接のサポートを自社で行っていないことがあり、一般ユーザーが使いこなすには難しいケースも多々ある。

 同社は、学習ロボット・ペットの見守りロボット、お掃除ロボットなどを提供する3社と提携し、2017年4月よりAIロボット用の問い合わせ窓口を設置してきた。すでに数百件の一般ユーザーからの問い合わせに答えているが、以下のように基本的な使い方の相談が主流となっている。

●ロボットに関する相談の内訳(2017年4~6月)
初期設定・起動・操作など使い方:37%
ログインやネットワーク方法:22%
購入前の相談:13%

 同社では、IT機器のトラブル相談を年間14万件受け付けている経験をもとに、効果的・効率的なサポートを実施。電話や遠隔操作、訪問でのトラブル解決のノウハウを活かし、ロボットコールセンターを本格稼働し、ロボット専用のサポートサービスをさらに充実していく。

●提供サービス
・電話サポート/メールサポート
学習ロボット、見守りロボット、お掃除ロボットなどの購入前相談から購入後のアフターサービスまで専用のコールセンター窓口を設け、電話での相談を行う。受付時間:10:00~18:00、年中無休、全国対応
・訪問サポート
今後の事業拡大により訪問サポートも予定している

2024年01月31日 18時11分 公開

2017年07月14日 10時53分 更新

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