NTTソフトウェア、音声・ビッグデータソリューションのAI機能を強化

NTTソフトウェア(東京都港区、山田伸一社長)は、2016年9月に発足したAI推進プロジェクトの第一弾取り組みとして、音声・ビッグデータソリューション「ForeSight Voice Mining(フォーサイトボイスマイニング)」におけるAI機能を強化した。2017年春から提供を開始する。

ForeSight Voice Miningは、音声認識・分析・AIの技術を組み合わせたソリューション。大量の通話音声データを分析し、回答候補の自動検索などによる応対品質向上やVOC(顧客の声)を基にした業務プロセス改善を支援する。金融・情報通信業界を中心に2000席以上の導入実績がある。

AI機能の強化によって、「①店舗窓口の応対支援」「②チャット問い合わせへの自動応答」が可能となった。
①店舗窓口への応対支援:
インテリジェントマイク(特定の音声を収集するマイク)を使用し、顧客の発話内容に関連のあるナレッジを回答案として提示する。
②チャット問い合わせへの自動応答:
同社のチャットサポートシステム「Remote Attend」と連携し、AIチャットボットを実現する。チャット画面に入力されたテキストの意図を理解し、適切に回答する。

今後は、各ソリューションへのAI技術の追加を段階的に実施する。2018年度で50億円の売上げを目指すという。また、NTTグループが2016年5月に発表したAIのブランド「corevo(コレボ)」を活用した新ビジネスの展開も予定している。

2024年01月31日 18時11分 公開

2016年10月20日 10時00分 更新

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