アドバンスト・メディア、セルフサービスソリューションを提供開始

アドバンスト・メディアは、セルフサービスソリューション「AmiAgent」の提供を10月1日から開始する。

AmiAgentは、音声認識および発話の意図を理解・推論する対話システムを活用したセルフサービスを構築できるソリューション。具体的には、対話エンジン「AOI」、音声認識エンジン「AmiVoice」、音声合成エンジン、外部システム接続インタフェース、キャラクターUIを一括提供する。電話の一次対応を自動化、Webおよびスマホアプリでの自己解決率向上により、オペレータ業務の負荷を軽減する。


サービス提供イメージ
サービスの提供イメージ

以下のようなサービスへの活用を想定している。複数チャネルで同一の対話システムを利用することも可能だ。

・電話による簡易問い合わせ対応を自動化
ユーザーの発話を音声で認識し、その内容に適した回答を合成音声で返す。相談やクレームなどの複雑な内容は、適切なオペレータに転送する。

・スマートフォンアプリにおけるセールス支援
企業のサポートアプリに対話システム(バーチャルオペレータ)を埋め込み、音声またはテキストチャットによる対話形式で、商品やサービスの紹介や受注を行う(写真)。雑談やスマホ画面をタッチした際の振る舞いなど、業務以外のエンターテインメント要素も組み込むことで、アプリの利用率の向上も図れる。

・Webサイトのテキストチャット対応
対話システムとFAQコンテンツとを連動。Webサイト訪問者の問い合わせや疑問をチャット形式で受け、最適なFAQコンテンツに誘導する。


AOI
スマホアプリでの活用を想定したデモ

対話ログを学習する機能を備えているため、運用を継続することでユーザーの嗜好に合わせた個別対応も可能になる。アドバンスト・メディア応用技術開発部 SECコンサルタント/営業部長の森脇 健氏は、「機能だけではなく、(個別ニーズに対する)“おもてなしの精神”も一緒に提供することで、サービス利用を促進できます」と強調する。

対応言語は現在、日本語と英語。2020年の東京オリンピックに向けた訪日観光客の増加を見込み、中国語、韓国語、ポルトガル語、スペイン語などにも順次対応していく予定。

初期費用は200万円。月額料金は従量課金制(個別見積り)。なお、初期費用には、同社による導入コンサルティングおよびサービスの企画・開発・運用支援も含まれる。

すでに、大手銀行と共同で実証実験を行っており、2016年の本稼働を予定している。3年間で30社への導入を目指しているという。

2024年01月31日 18時11分 公開

2015年09月15日 16時06分 更新

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