2014年度通販市場、売上高は前年比4.9%増の6兆円台へ

日本通信販売協会(JADMA、東京都中央区、佐々木 迅会長)は、2014年度の通信販売市場の売上高について調査を実施。速報値を発表した。

それによると、2014年度の売上高は前年比4.9%増の6兆1500億円となった。1998年度以来、16年連続で増加しており、直近10年の年平均成長率は7.3%に達している。成長要因は、楽天やアマゾン、スタートトゥディなどのECプラットフォーム系企業の売上げが好調に推移しており、市場のけん引役となっていること。そのほか、店舗を所有するネット通販企業の成長、中小企業のネット通販への新規参入および成長が、市場拡大につながった。


通信販売市場の売上高推移

なお、通販市場の売上高は、同協会会員481社を対象に実施した「第33回通信販売企業実態調査」から得た回答のうち売上項目を先行集計した結果に、非会員で有力企業165社の売上を推計して加え、算出した(調査期間は2015年6月18日~8月21日)。市場を商品別、媒体別に分析したレポートは、「第33回通信販売企業実態調査報告書」として、11月に刊行する予定。

2024年01月31日 18時11分 公開

2015年09月15日 16時05分 更新

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