川崎重工業、顧客情報管理システムサービス基盤にSAP ソリューションを採用

川崎重工業は、SAPの「SAP CRM」およびモバイルソリューションを活用し、社内カンパニー向けの顧客情報管理システムサービス基盤を構築した。

同社では従来、Excelによる案件管理を行っていたが、事業の成長に伴い営業案件が増加。日報作成業務の効率化や迅速な情報共有が経営課題となっていた。

SAP CRM導入により、情報入力の負荷軽減、レポートの自動生成、情報の一元管理が可能となり、最新の情報を踏まえた適切な顧客応対の実現を図った。また、デスクトップPCやタブレット、スマートフォンなど、デバイスごとに最適なUIを提供する「SAP Fiori(フィオーリ)」を採用、外出先や移動中にモバイルデバイスからCRMデータベースにアクセスして業務できるため、生産性向上も見込んでいる。

同社は、社内カンパニー制の採用により、独立した7つのカンパニーを擁する。それぞれに対し、SAPソリューションで構築したシステムを基盤としたサービスを提供し、連携を強める方針だ。まずは、8月から、社内カンパニーのうち、精密機械カンパニーのロボットビジネスセンターで試験運用を開始する。

なお、システム構築においては、同社の子会社であるベニックソリューションが開発サポートを担当した。

2024年01月31日 18時11分 公開

2015年08月26日 10時00分 更新

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