ソフトバンクモバイル、音声合成サービス「Rizbell」にて新米語話者・新北京語話者をリリース

 ソフトバンクモバイルは2月28日、音声合成サービス「Rizbell」にて、従来の米語・北京語話者よりも接客向けの明るい音声発話を実現できる、新米語話者と新北京語話者のリリースを開始した。

 近年、円安などを背景に日本を訪れる外国人観光客が増えており、今後は2020年の東京オリンピック/パラリンピックの開催に向けて、ますます増加することが予想される。このため、さまざまな接客シーンで多言語対応を図り、「おもてなし」の心を相手に伝えることができるかが課題となっている。英語をはじめ、中国語や韓国語など多言語による接客を有人で行うには相応の手間とコストを要する。これを音声合成技術を用いて無人化できれば、利便性は大いに高まる。

 Rizbellは、多言語対応を半自動・低コストで実現する音声合成サービス。接客シーンを意識した話者の拡充や、翻訳ベンダーと提携した一貫ソリューションの提供により、無人でのおもてなし対応を実現する。具体的には、企業が原稿を作成し、翻訳ベンダーが翻訳、音声合成を行ってIVRやモバイルアプリなどに組み込んで利用できるようにする。価格は1文字あたり約10円から。

 Rizbellの技術には、自然な音声を安定して生成できる東芝の音声合成エンジンの特許技術を採用。それを基に、ソフトバンクモバイルが独自の改良を加えている。

2024年01月31日 18時11分 公開

2015年03月03日 10時00分 更新

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