日本ブレケケ、無料電話会議にWebRTCを使った新サービスを提供開始

 日本ブレケケ (東京都豊島区、山出 晋代表) は、無料で提供している電話会議サービス『テレカン君』をWebRTC対応にした。2月1日よりWebRTC対応のWebブラウザから『テレカン君』の電話会議を利用できるようになる。

 『テレカン君』は、2010年4月から日本ブレケケで提供している利用料無料の電話会議サービス。これまでもサービス利用料は無料だったが、会議室へ接続するための電話会社の通話料は利用者が負担する方式だった。今回、電話会議サービスの中核になるソフトウエアPBX『Brekeke PBX』がWebRTCをサポートしたことにより、利用者はマイクとスピーカーが付いたパソコン、タブレット、スマートフォンなどインターネットに接続できるWebブラウザがあれば、通話料も無料で電話会議が利用できるようになる。

■WebRTCについて
 WebRTCとは、Googleがオープンソースとして公開したWebブラウザ同士で音声や映像によるコミュニケーションを行う仕組み。既に単なるオープンソースに留まらず、IETFとW3Cにて標準化され、国際的な「Webブラウザ同士の通信のためのスタンダード規格」になっている。電話機や公衆電話回線は必要なく、インターネットに接続できるWebブラウザだけで、電話、ビデオ電話、会議ができるようになる。パソコンに限らず、スマートフォン、タブレットなどからも利用可能で、新しいコミュニケーション手段としてカスタマーサポート領域でも注目されている。

■Brekeke PBXについて
 Brekeke PBXは、クラウドサービス、オンプレミスに両対応したIP-PBX。日本国内で10年以上の導入実績があり、世界50カ国で利用されている。Brekekeコンタクトスィートを追加することにより、1台のIP-PBXでオフィス機能とコンタクトセンター機能の両方が同時に利用可能。コンタクトセンターとバックオフィスの連携を容易に実現する。全通話録音機能、音声応答装置(IVR)も標準装備しています。NTT、KDDI、その他の国内IPキャリア回線を直収でき、インターネット上のSIP電話を接続できる。今回、WebRTCの端末(Webブラウザ)と公衆回線との通話が可能となった。

2024年01月31日 18時11分 公開

2015年01月30日 15時06分 更新

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