NTTコム オンライン・マーケティングとループス、「企業におけるソーシャルメディア活用状況」調査を実施

 NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション(東京都品川区、塚本良江社長)とソーシャルメディア・コンサルティングのループス・コミュニケーションズ(東京都渋谷区、斉藤 徹社長)は、「企業におけるソーシャルメディア活用状況」に関する調査を実施した。

 同調査は、NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューションが運営する「NTTコム リサーチ」登録モニターの中から、ソーシャルメディアの公式アカウントを保有し、通常業務で運用する立場にある企業の担当者を対象としたもの。有効回答者数は414名。

 回答結果から導き出された主な特徴(トレンド)は以下の8点だ。

(1)企業のソーシャルメディア活用状況では、LINE、Google+が昨年に比べ上昇しいずれも30%を超えた。Facebook(76.8%)、Twitter(59.2%)活用率は昨年とほぼ横ばいで推移し、企業内に浸透している(画面)。
(2)企業のソーシャルメディア活用目的では「企業全体のブランディング」「広報活動」「キャンペーン利用」が多い。
(3)ソーシャルメディア上の活用施策では、Twitter、Facebookで「自社サイト・自社ブログへのリンク付のつぶやき」が上昇し、自社サイトとの連携強化の動きが高まっている。
(4)ソーシャルメディア上で営業効果の高いコンテンツは、1000人以上の大企業で「商品・サービス紹介」よりも「エンターテイメント情報」「割引・タイムセール・特売情報」「ユーザー作成型情報」「実用・機能的情報」の回答率が高い。
(5)ソーシャルメディア活用により「自社サイト・ブログへのアクセス数増」「検索エンジンでの自社サイトの順位向上」「新規顧客数増」「既存顧客リピート向上」「ネット上での自社の評判向上」「顧客満足度向上」「商品開発力向上」はここ3年間で毎年上昇。
(6)いずれのソーシャルメディアにおいても、「人材不足」が活用上の課題のトップにあげられる。
(7)ソーシャルメディア関連予算は、とくに1000人以上の大企業で予算が増えると回答した割合が大幅に上昇(画面)
(8)ソーシャルメディア上で得られたデータの活用率は上昇し、Twitterでは5割を超えた。



 なお、今後注目しているデータ活用施策では、「顧客データとソーシャルデータ統合」「顧客行動把握(一元管理)」「部署間を連携した複数データ統合」「オープンデータ活用」が高く、この傾向はとくに大企業で顕著のようだ。

2024年01月31日 18時11分 公開

2014年07月23日 14時31分 更新

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