インタラクティブ・インテリジェンスは、事業戦略説明会を開催、米国などで提供されているクラウド型プラットフォームサービス「PureCloud」の国内提供を2016年春に予定していることを発表した。
日本支社長のポール・伊藤・リッチー氏
PureCloudは、コンタクトセンター向け機能とUC(ユニファイドコミュニケーション)向け機能を単一のプラットフォームで提供するもの。Amazonが提供するクラウド基盤「AWS(Amazon Web Services)」上で稼働する。
PureCloudのコンセプト「C3」
具体的には、コンタクトセンター向け機能はPBXやCTI、IVR、通話録音、レポーティングなどを提供。マルチチャネルに対応する。UC機能は、グループチャットやビデオ会議、画面共有、文書共有などを備え、これらを通じてコンタクトセンターと他部門(営業、開発、マーケティングなど)との連携を強めることで、一貫した顧客応対を実現する。
オンプレミス型の「CIC」、プライベートクラウド上で提供する「CaaS」に続く、第3のプラットフォームとして日本市場に投入する。「米国におけるプラットフォーム提案のうち、7割がクラウド。日本はオンプレミス中心ではあるものの、検討する企業は増えており、4割はクラウドを前提として検討しているという感覚を持っています」と日本支社長のポール・伊藤・リッチー氏は説明する。
PureCloudの投入と併せて、拠点拡大と販売パートナーの増強も進める。東京オフィスに続いて、大阪オフィスを10月1日に開設、西日本エリアでの営業体制を強化する。販売パートナーは、CTC、岩崎通信機、NECネッツエスアイ、JALインフォテックの4社に加え、新たに2~3社と販売契約を結ぶ考えだ。「すでに全国規模のSI数社と交渉を進めている」とリッチー氏は説明する。さらに、米国で採用されている認定パートナーのランク付けなども検討しているという。
2024年01月31日 18時11分 公開
2015年09月17日 18時29分 更新