ジェネシス、SIPベースのCCパッケージ「Genesys Business Edition Premise」を提供開始

 ジェネシス・ジャパンは、SIPベースのコンタクトセンター・ベーシック・パッケージ「Genesys Business Edition Premise」を6月1日より出荷開始する。同製品は、テンプレート化したコンタクトセンター機能と導入支援サービスを組み合わせることで、これまでと比べてシステム構築までの期間を最短1カ月まで短縮するとともに、初期コストとTCOの低減を実現する。

 現在、消費者から企業へのコンタクト手段は電話からメールやチャット、モバイルなどへと広がりつつあり、企業はそれらチャネルへの対応検討が必要となっている。一方、初期導入コストやオペレーションコスト低減に対する要望も強い。「Genesys Business Edition Premise」は、初期導入コストやオペレーションコスト低減を実現しながら、将来的なマルチチャネルへの拡張性を備えたコンタクトセンター・パッケージとなる。

 Genesys Business Edition Premise は、RDP(Rapid Deployment Package)と呼ばれる導入支援サービスでヒアリングした内容を、テンプレート化したコール・ルーティングやレポーティングといったコールセンターに必要な機能に落とし込むことで、システム・アーキテクチャのデザインから設定までの手順を最小化し、システム構築までの期間を大幅に短縮する。また、事前にヒアリングした内容を元に、あらかじめIVR のアナウンスやルーティング・パターンの変更点を設定しておくことで、システム担当者に依頼することなく、日々のオペレーションの状況に応じて、運用担当者が設定を柔軟に変更できるなど、サービスレベルやCS向上につながる運営をサポートする。

 Genesys Business Edition Premise は、業界でも定評のあるGenesys Customer Experience Platformをベースにしながらも、小中規模クラスのセンターで求められるシンプルな運用をより効率化するために、新たにスキルベース・ルーティングに特化したアルゴリズムを採用。音声だけのコールセンターにおいても、これまで以上に安定した運用を実現し、各社の企業戦略に沿ったコンタクトセンター・システムをワンパッケージで構築できつ。

 さらに今後、コンタクトチャネルや規模の拡大に合わせたシステムの強化も可能となる。 インバウンドとアウトバウンドのブレンディングによる運用、メール、Webチャットと音声を組み合わせたマルチチャネルセンター、モバイル連携、セルフサービスIVR、プロアクティブ・コミュニケーション、WFO、分析といった通常のジェネシスのソリューションを組み合わせられるだけでなく、Enterprise Editionへのアップグレードにより、より高度なルーティングの利用や1000席以上への拡大が可能となっていつ。

 Genesys Business Editionは、初年度で30ユーザーの獲得を目指す。

2024年01月31日 18時11分 公開

2015年06月01日 11時37分 更新

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