OKIソフトウェア(埼玉県蕨市、片桐勇一郎代表取締役社長)は、クラウドCRMソリューション『enjoy.CRMⅢ』に日本マイクロソフトが提供する生成AIサービス『Azure OpenAI Service』を連携。支援機能を追加して販売を開始した。
enjoy.CRMⅢは、日本マイクロソフトのCRMアプリケーション『Microsoft Dynamics 365』を基盤として、コンタクトセンター活用に特化して開発したシステム。今回追加した支援機能は、主に「応対履歴の自動作成」「キーワード抽出および応対評価」「生成AI活用サポート」の3つ。
『enjoy.CRMⅢ』の生成AIによる支援機能の特徴
応対履歴の自動作成は、通話終了時の会話音声テキストから応対内容を要約し、「問い合わせ」と「回答」の項目に分けて自動入力する。キーワード抽出および応対評価は、応対履歴の自動作成と同じタイミングでキーワードの抽出とオペレータの応対評価を自動生成し、ダッシュボードなどに表示する。生成AI活用サポートは、業務に応じて、「問い合わせ理由」や「件名」など、生成AIによる生成内容を柔軟に設定できる。また、プロンプトのサンプルも標準提供しているため、現場でのチューニングも可能。
これらの機能により、SVの管理業務およびオペレータの応対業務の効率化と顧客満足度の向上を支援する。今後も生成AIとの連携を強化していく方針。
価格は個別見積り。
2024年04月18日 15時00分 公開
2024年04月18日 15時00分 更新