音声感情解析AIのEmpath、経済産業省「J-Startup」プログラムに採択

 音声感情解析AI「Empath」を開発するEmpath(東京都渋谷区、下地貴明CEO)は、2019年6月24日、経済産業省、日本貿易振興機構(JETRO)、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が日本のスタートアップ企業の国内外ビジネス展開を支援するプログラム「J-Startup」に採択された。これは日本のスタートアップ約1万社の中から49社のスタートアップとして選出されたもの。今回の採択を受け、Empathは国内外のさらなるビジネス展開を加速する。

 Empathは、2018年度にJETROが主催した「J-Startup」事業において、CES、Web Summitなどを含むすべての海外テック・カンファレンスに出展した唯一のスタートアップ。実際に海外でのピッチ・コンテストにおいて8度の優勝、それに伴い世界50カ国でEmpathが利用されるなど、海外でのビジネス展開が拡大している。今回の「J-Startup」採択により、Empathは拠点設立も見据えた海外展開を加速していく。

 Empathはすでに国内大手企業に採用されており、ロボティクス、コールセンター、モビリティなどの領域において、現在活用されている。今回の「J-Startup」採択を通して、国内大企業との連携を強化、実証実験(PoC)などを通じて国内でのオープン・イノベーションに積極的に参画していく。

 下地CEOは、「Empathは『共感(Empathy)』に基づき、音声感情解析AIを通してよりよいテクノロジーと社会の関係を創出することを目指しています。今回の採択を受け、日本を代表するスタートアップの1社としてEmpath社員一同、より国内外の人々に喜ばれる製品を世の中に生み出して参りたいと考えております」とコメントしている。

2024年01月31日 18時11分 公開

2019年06月27日 18時22分 更新

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