TMJ、社内業務向けにChatGPTの本格活用を開始

コールセンター向けBPO事業を展開するTMJ(東京都新宿区、丸山英毅代表取締役社長)は2023年7月、オペレーション部門を中心とした社内業務での活用を目的に、ギブリー(東京都渋谷区、井手高志代表取締役社長)が提供する法人向けChatGPT活用プラットフォーム「法人GAI Powered by GPT-4(以下法人GAI)」を導入した。
          

法人GAIは、全12業種に特化したプロンプトテンプレート機能を搭載した法人向けChatGPT活用プラットフォームで、2023年4月4日に正式リリースされた。従来のChatGPTでの文章生成機能に加え、文章要約・添削・翻訳・FAQ自動生成機能を搭載。個人でのOpenAIのアカウント取得は不要で、従業員は法人GAIのアカウントにログインするだけで利用可能。

TMJは2023年5月から法人GAIを活用した月次レポート、中間検証といった社内業務での実証実験を開始し、今回本格導入に至った。実証実験ではオペレーション部門に加え、「採用・マーケティング部門」「育成・支援部門」での事業活用を実施。具体的な活用領域は以下の通り。

<オペレーション部門>

・長文の応対履歴要約
・対話ログからのFAQ・トークスクリプトの作成、メール応対時の返信文章の作成
・多言語問い合わせの翻訳
・オペレータOJT教育の活用


<採用・マーケティング部門>
・求人広告表現、オウンドメディアコンテンツの作成・構成支援
・Web制作・設計の支援(コーティング、サイトのレイアウト、仕様書作成など)


<育成・支援部門>
・研修プログラムの開発・作成
・社内ナレッジの収集・整理、活用
・応対品質の評価指標での応用


ギブリーは今後、YMJのような細分化された活用ニーズに対応するための機能強化を進める方針だ。

2024年01月31日 18時11分 公開

2023年07月14日 13時12分 更新

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