東京海上日動火災保険とプレミア・エイド、自動運転向けサービスを提供開始

東京海上日動火災保険(東京都千代田区、広瀬伸一社長)とプレミア・エイド(東京都千代田区、吉澤成一朗代表取締役)は、「自動運転向け遠隔監視・インシデント対応サービス」の提供を開始する。

2社は、2017年4月より、東京海上日動火災保険が提供する通信機能付きドライブレコーダーを活用した緊急通報サービスの協業を通じ、保険金の支払いにとどまらない価値提供を追求してきた。自動運転向け遠隔監視・インシデント対応サービスは、自動運転車の安心・安全な社会実装を支えることを目的とするもので、「①各種問合せコールセンター」「②遠隔監視」「③インシデント対応サービス」「④事故対応サービス」を提供する。プレミア・エイドは、サービス提供に際し、「自動運転向け遠隔監視センター」を東京都千代田区に開設。自動運転関連事業者や自治体などのニーズに応じる方針。

サービス概要は下記の通り。
①各種問合せコールセンター
自動運転車の顧客(乗客など)向けで、走行状況・乗車方法、トラブルなどの相談に幅広く対応する。

②遠隔監視
自動運転車などの走行・運行状態を遠隔監視し、事故やトラブルを未然に防止する。トラブルが発生した際は、オペレータから乗客への呼びかけを行うなど、自動運転関連事業者と乗客の走行・運行をサポートする。

③インシデント対応サービス
事故やトラブルが発生した際に消防などへの連携、現場への急行、代替交通手段の手配といった必要な対応を提供する。

④事故対応サービス
東京海上日動火災保険の自動車保険に加入している場合、インシデント対応サービス提供時に把握した事故・トラブルの状況を2社間で連携。円滑に事故対応を行う。

今後は、自動運転の各種インシデント発生時において必要となるサービスや緊急通報サービスから保険事故受付・示談交渉までのサービスなどをシームレスに提供する仕組みの構築を進める。

また、2社と東京海上ディーアール(東京都千代田区、堤 伸浩社長)は、自動運転車の走行前、走行中、事故の際の各フェーズに対する支援を組み合わせた「自動運転導入・運航支援パッケージ“Hawk SafEye(ホークセーフアイ)”」を提供する。具体的には、事故防止を支援する「アセスメント」、安心・安全な運行を支援する「遠隔監視・インシデント対応サービス」、事故に備える「保険」の3つのサービスで構成されている。



 ソリューション概要
3社が提供するソリューション

今後は、2022年1月に資本業務提携を行ったMay Mobilityのデータ等を活用し、パッケージの高度化に向けた協業を進める。
 

2024年01月31日 18時11分 公開

2023年06月20日 10時00分 更新

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