リンク、「BIZTEL」がナビダイヤルとフリーダイヤルに対応

　インターネット関連サービスを提供するリンク（東京都港区、岡田元治社長）は、法人向けクラウド型テレフォニーサービス「BIZTEL」において、NTTコミュニケーションズの電話番号サービス『ナビダイヤル（0570）』および『フリーダイヤル（0120）』の提供を13日より開始した。

　通常、電話番号には東京なら03、大阪なら06と、地域ごとに指定された市外局番がある。また、市外局番には発信地から着信地への通話料を算出する役割もあるが、どこからかけても通話料金が一定の携帯電話が広く普及したことで、この点は顧客からあまり意識されなくなっている。そのため、多くの企業は全国複数の事業所で同一の番号が利用できるNTTコミュニケーションズのナビダイヤルやフリーダイヤルを、コールセンターなどの電話番号として採用している。企業からは、事業所が移転しても電話番号を変えずに済む利便性や、顧客に対して「問い合わせ窓口用の電話番号をきちんと用意している」という安心感を与えられる点が支持されている。

　BIZTELでは、これまでもフリーダイヤル以外の0120番号の提供は行っていたが、顧客からの知名度が高く導入している企業数も多いNTTコミュニケーションズのナビダイヤルとフリーダイヤルの取り扱いについても多くの要望が寄せられていたため、提供を開始することにした。これにより、コールセンターを中心としたBIZTELのユーザー企業に対し、より高い付加価値を提供できるようになるとしている。

　ナビダイヤル／フリーダイヤルが利用できるサービスは次のとおり。BIZTELコールセンター（コールセンターシステム）、au版BIZTELモバイル（スマートフォン・フィーチャーフォン内線化サービス）、ウィルコム版BIZTELモバイル（PHS内線化サービス）、BIZTELビジネスフォン（IPビジネスフォンサービス）、BIZTEL＋（システム連係サービス）、BIZTEL Ocean （洋上内線サービス）。１番号あたりのサービス利用料金は、ナビダイヤル：初期費用3150円／月間利用料１万500円、フリーダイヤル：初期費用3150円／月間利用料3675円。提供開始までの期間は、申し込みから約２週間。