ランゲージワン、7カ国語に対応した多言語通訳サービス「V-CUBE トランスレーター」を提供開始

 キューアンドエーのグループ会社で多言語通訳サービスを提供するランゲージワン(東京都渋谷区、小山 琢社長)は、Web会議などのビジュアルコミュニケーションサービスを提供するブイキューブ(東京都目黒区、間下直晃社長)と同社子会社であるパイオニアVC(東京都目黒区、原 清社長)と共同で、モバイル端末やパソコンと通訳オペレータをつなぐ多言語通訳サービス「V-CUBE トランスレーター」を6月下旬から提供開始する。
 
 同サービスは、ブイキューブが販売支援や顧客サポートサービス「V-CUBE セールス&サポート」で培ってきたノウハウと、パイオニアVCの高品質な音声技術を利用したサービスで、ランゲージワンが提供するサービス品質の高い多言語通訳オペレータとつなぎ、言語の壁をなくす円滑なコミュニケーションを実現する。

 現在、日本政府は、アベノミクスの成長戦略実現のため、観光分野にも重点を置いており、2014年の外国人訪日客数は過去最高を更新している。また、新たに掲げられた「改革2020」では、一層の訪日観光客の拡大に向けた環境整備の一つとして、多言語でのサービス対応の充実が掲げられている。

 「V-CUBE トランスレーター」はこれらのニーズに応え、ホテル、レストラン、ドラッグストアなど、訪日観光客が多く訪れる商業施設が直面している課題を解決するサービス。訪れた観光客の希望する言語にあわせて、モバイル端末やパソコンを使い、遠隔からオペレータによる通訳を行うことが可能となる。7カ国語に対応し、24時間365日でサービスを利用できるため、国内外のさまざまなシーンで活用できる。またシンプルな操作で誰でも簡単に利用でき、通訳オペレータと高品質な音声でコミュニケーションを実現する。インフラには、日本IBMのクラウドサービス「SoftLayer」を採用、その特長である「セキュアなグローバル高速ネットワーク」「全世界に展開されるデータセンター」により、世界中どこからでも安心・安全な通信環境を提供する。また、オプションで通訳オペレータ以外を加えた3者間通話や、地図などの各種資料の利用者との共有が可能となる。

◆「V-CUBE トランスレーター」の主な特長
・7カ国語(英語、中国語、韓国語、ポルトガル語、スペイン語、タイ語、ロシア語)に対応(一部言語は、平日9:00-18:00対応)
・インターネット環境で、世界中どこからでも利用可能なクラウドサービス
・パイオニアVCの高音質な音声技術を利用
・シンプルな操作で、各言語の専門オペレータに接続が可能
・インフラとして、「SoftLayer」によるセキュアなグローバルネットワークを利用
・地図や観光ガイドなど資料を共有したコミュニケーションが可能
・通訳オペレータに加えて、他のパソコンを接続し、3者間通話が可能(オプション)
 
◆主な利用シーン
国内:
・ホテルにおける施設の説明や周辺観光地の案内
・商店、百貨店、ドラッグストアなど店舗における商品説明や免税書類の記入
・交通機関、公共機関、金融機関、病院などの窓口における手続きの説明
海外:
・旅行会社などの海外現地窓口で日本人海外旅行客の付帯サービスとして
・海外出張中のタクシーやホテルなどでのサポートとして

 サービス提供開始にあたり、芝大門ホテル(東京都港区、佐久間和子社長)への導入が確定しており、宿泊施設、鉄道会社、ショッピングセンター、ドラッグストアなど、訪日観光客が多く訪れる企業への販売を予定している。

2024年01月31日 18時11分 公開

2015年05月25日 16時27分 更新

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