ショーケースとKDDIエボルバ、パートナー連携を開始

 ショーケース(東京都港区、永田豊志社長)と、KDDIエボルバ(東京都新宿区、若槻 肇社長)は、企業と顧客をつなぐあらゆるユーザインタフェースをSaaSとして実現するプラットフォーム「おもてなしSuite」シリーズと、eKYCをはじめとしたオンラインセキュリティソリューション「ProTechシリーズ」のパートナー(販売代理店)連携を2021年12月より開始した。

 KDDIエボルバは、企業と顧客の円滑なテキストコミュニケーションを可能にする『おもてなしSuite CX』と、オンライン本人確認/カンタンeKYCツール『ProTech ID Checker』をラインアップに加えることで、これまで以上に企業課題の解決に最適なソリューションを提供し、企業のDX推進やその先の顧客のCX向上に貢献していく。

 『おもてなしSuite CX』は、Webブラウザ上や「LINE」、「+メッセージ」上でのAIチャットボットや有人チャットによるサポートを実現するテキストコミュニケーションプラットフォーム。AIチャットボットのモニタリングや、オペレータによるチャット割込み・引継ぎをする機能などにより、顧客からの問い合わせをシームレスに早期解決する最適なサポートの提供を実現でき、抽出したチャットの会話履歴や満足度アンケート結果を新たなCX向上施策に活用することも可能となる。また、チャットオペレータをサポートするウィスパリングエスカレーション機能や、応対・待ち時間などの統計情報のリアルタイム表示は、コンタクトセンターの運営・管理の最適化に寄与する。

 『ProTech ID Checker』は、非対面取引における「なりすまし」を未然に防止する企業と顧客の双方にとって利便性・安全性が高い本人確認ツール(eKYC)。従来、書類で行っていた本人確認は、『ProTech ID Checker』の活用により、PCやスマートフォンから本人容貌、本人確認書類、ランダム画像などを撮影することで即時完了する。各種手続きにおける書類コピーや郵送の顧客負担をなくし、企業の業務効率化、コスト最適化に役立つ。

 企業と顧客をつなぐDXクラウドサービスを展開するショーケースと、アセスメント・コンサルティングサービスやAIチャットボットなどのITと人を組み合わせたソリューションでコンタクトセンター全体の最適化を図るKDDIエボルバのパートナー連携は、そのシナジー効果で両社が目指す「顧客を中心に考えた問題解決」の実現を一層加速すると想定される。今後、ショーケースとKDDIエボルバは、『おもてなしSuite CX』と『ProTech ID Checker』の提供を通じ、コンタクトセンターを運営する多くの企業の参考になる優良事例を共創していく。また、両社のパートナー連携を強化することにより、提供ソリューションを拡大していく。

2024年01月31日 18時11分 公開

2021年12月21日 11時47分 更新

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