2017年8月号 <企業アプリ最前線>

企業アプリ

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「minne」のトップ画面(上)。「よくある質問」はキーワード検索機能も設け、ブラウザ起動ではなくアプリ内で完結できる(中)。作家専用のギャラリー(下)。購入者はフォローして新しい作品がアップされたらプッシュ通知を受けることも可能

GMOペパボ

minne(ミンネ)

アプリアイコン

ハンドメイド・マーケットを提供するプラットフォーム。売り手は専用ギャラリーを開設し、決済機能は同社が代行する。買い手はお気に入りの作家からのプッシュ通知などの機能を利用できる。

 

 アクセサリーや小物など、「ハンドメイド」の作り手(作家)と買い手を結ぶサービス「minne(ミンネ)」。展開しているGMOペパボは、2012年にサービス開始、同年10月からスマホアプリを提供し(Android版は2013年11月)、2017年6月末段階で約770万ダウンロードに達している。

 作家は、同サービスに登録すると専用ギャラリーを開設できる。決済の手続きを同社が仲介する点は、他のフリーマーケットアプリと同様で、売り手にも買い手にも安心感がある。参加している作家のアカウントは約35万に達しており、販売商品点数はアクセサリーを中心に586万点(2017年6月現在)。ハンドメイドマーケットとしては国内最大のサービスだ。

 同社にとってのユーザーは、作家と購入者の両方で、サポートの対象も同様だ。アプリ内で閲覧できるFAQも、いずれも活用できるコンテンツが並んでいる。サポート手段はメールで1日400件以上を約15人で対応している。

 商品の売れ行きを左右するのは値段はもちろんだが「掲載写真の出来」によるところが大きい。そこで、作家向けには「東京と神戸、福岡にアトリエを開設しており、定期的に写真の撮り方や値段の付け方などを学べる勉強会を開催しています」(minne事業部CSチームサブマネージャーの坂入隼人氏)という。さらにサポート部門が注意しているのが、「商標権侵害のリスクマネジメント」だ。

 「市販の布地などには、既存のキャラクターなどがプリントされていて、その布での製作物は販売できないケースもあります。それを現在は、毎日目視でチェックしています」(坂入氏)という。

 機能強化をはじめとした事業戦略にも、「顧客の声や経験」を積極的に活用している。minne事業部プロダクトマネージャーの山本稔也氏は、「(お客様が)アプリを最初に立ち上げたときの“体験”を強く意識しています」と強調。CSチームにヒアリングした結果でサイトやアプリの表示内容を変更するなど、さまざまな改善に取り組んでいる。