足利銀行、データ分析支援システムで応接記録をモニタリング

足利銀行(栃木県宇都宮市、清水和幸代表取締役頭取)は2023年4月、FRONTEO(東京都港区、守本正宏代表取締役社長)が提供するAI分析ツール「KIBIT Knowledge Probe」を導入した。

    

足利銀行は従来、顧客保護の観点から、預かり資産の販売に関わる顧客との応対記録について、商品案内の適切性および理解状況をコンプライアンス部署でモニタリングしていた。これについて、判断基準のバラつきや、問題の発覚までのスピードが課題となっていた。

KIBIT Knowledge Probeは、AIソリューション事業を展開するFRONTEOが独自に開発したAIエンジン「KIBIT」を活用し、CS部門に加え、セールス部門・マーケット調査部門に関わるさまざまな業務を手助けするビジネスデータ分析支援システム。メールや日報、問い合わせや顧客によるレビューなどのデータを確認し、可視化されていない問題の予兆を検知し、自動でカテゴリ化・抽出し、円滑な情報伝達と新たなビジネス機会の創出、リスク回避を支援する。

足利銀行は今回の導入で、判断基準の統一と解析精度が高度化されたほか、担当者の業務負荷を増やすことなく網羅的なモニタリングが可能になった。また、大量のデータをAIが解析することで業務スピードが加速し、不適切な応接記録の発見と営業担当者のフィードバックまでの時間短縮も見込んでいる。

2024年01月31日 18時11分 公開

2023年05月11日 10時25分 更新

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