日本カスタマーサクセス協会とカスタマーサクセス(東京都千代田区、岩熊勇斗/梶原将翔 共同創業者)は、このほど「カスタマーサクセスアワード2026/カスタマーサクセス天下一武闘会」を開催した。
カスタマーサクセスアワードは、今年初開催。「カスタマーサクセスのベスト・プラクティスを広く共有し、業界の発展を促進する」目的で企画、実施された。日本カスタマーサクセス協会代表理事の山田ひさのり氏は、「国内のカスタマーサクセスは、ケーススタディの大半がスタートアップのものばかりで、大企業のノウハウ共有が進んでいない」と課題を指摘したうえで、「大企業の事例を共有する機会を作りたいという思いで本アワードを設けた」と説明。
同アワードは、(1)突破力(複雑なシステム・慣習・組織の壁をどう乗り越えたか)、(2)全社的インパクト(経営アジェンダとして昇華し、他部門を巻き込んだか)、(3)再現性とガバナンス(継続的に成果を出す仕組み・統制をどう構築したか)の3点を審査の軸に設定。審査員として、古森成幹氏(日本カスタマーサクセス協会 理事、セールスフォース・ドットコム 前取締役副会長)、谷口 修氏(イー・パートナーズ代表取締役)、宮田善孝氏(Zen and Company 代表取締役、日本CPO協会 常務執行理事、ALL STAR SAAS FUND Advisor)、山田ひさのり氏の4名で審査を進めた。
ノミネート企業は、NTTドコモビジネス、日本電気(NEC)、ベネッセコーポレーション(小中学校事業本部)の3社で、大賞にあたる「The Blue Flag of the Year 2026」はNECが受賞した。10万人を超える大企業で全社巻き込み型の取り組みを推進したことがとくに高く評価された。
また、審査員特別賞にはパーソルキャリアが受賞した。
一方、カスタマーサクセスを推進する個人に焦点をあてたのが「カスタマーサクセス天下一武闘会」だ。2018年に初開催、以降、多くのCS市場を代表するリーダーを輩出してきたイベントで、2年ぶりの開催となった。
今回は、青山翔平氏(フリーのfreee-mcp エバンジェリスト)、下西彩香氏(Schooのカスタマーサクセス部門 部門責任者)、神田拓哉氏(STORESのカスタマーズ部門 グロースサクセス本部 マネージャー)、山田亮二氏(スタメンの執行役員 VP of Customer Success)の4名がノミネート。ショートピッチのプレゼンを披露し、会場参加者が投票する形で進行。結果、青山氏が受賞した。
これまであまり事例として紹介されなかった大企業のカスタマーサクセス事例と、傑出したリーダーシップを発揮する4名のリーダーを一挙に紹介した同イベントは、来年以降も継続予定だ。