Bot Express(東京都港区、中嶋一樹代表取締役)は、自治体向けAI電話受付サービス『すごいオペレーター』のベータ版を2026年7月1日より提供開始した。住民からの電話にAIが応答し、窓口・施設予約などの受付業務を代行するサービスで、渋谷区や青森県むつ市、山口県長門市など複数の自治体と連携し、まず実証実験を進める。
自治体の窓口には、電話による予約や手続き、問い合わせ対応が依然として多く残る。電話はデジタル操作に不安のある住民にとって身近な窓口だが、外国人住民には日本語での対応が壁となっていた。多言語窓口の常時体制を整えることも自治体の負担となっている。受付開始直後や繁忙期には入電が集中し、住民を待たせるだけでなく職員の業務を圧迫することもあった。夜間や休日の受付にも限界があり、住民が行政サービスを利用できる時間帯が制約される場合もあったという。

『すごいオペレーター』は、AIが住民の希望日時や用件を聞き取り、予約の登録や変更・取消までを一貫して対応する。固定席数に縛られず50回線以上の同時通話に対応するため、電話が集中する時間帯でも住民を待たせにくい。24時間365日、夜間・休日も受け付けを継続するほか、多言語対応にも対応する。また、管理画面は専門知識がなくても設定でき、対応した分だけ課金する料金体系のため、固定席を維持するコストを抑えられる点も特徴だ。
Bot Expressは、渋谷区や青森県むつ市、山口県長門市をはじめ、都市部から過疎地域、外国人住民の多い地域まで異なる行政課題を抱える自治体と連携し、2026年7月より実証実験を実施する。2026年9月以降は、住民向けの公開を順次進める方針である。