メディックス(東京都千代田区、田中正則代表取締役社長)は、カスタマーサクセス・カスタマーマーケティング領域における「無料改善ポテンシャル診断」を開始した。
この診断サービスは、取引開始後の成果指標(解約率やLTV、アップセル・クロスセルなど)への影響度が高い指標を可視化し、それぞれの改善による成果指標の改善ポテンシャルを算出するもの。改善したい成果指標に応じたデータを用い、無料で改善ポテンシャルを診断、発見した指標に対する伴走支援も提供する。
具体的な活用例としては、(1)解約率に影響度の高い指標を可視化したい、(2)LTVに影響度の高い指標を可視化し、その指標改善におけるLTV増加シミュレーションを算出したい、(3)アップセル、クロスセルが狙える企業をどう判断すればいいか分析したい、(4)経験則や直感頼りで設計しているヘルススコアの精度を高めたい、(5)社内でデータ分析、活用の必要性を訴えるためにも改善ポテンシャルを知りたい――など。
同社はデジタルマーケティングの総合コンサルティングを提供している。2022年、SaaS企業専門にデジタルマーケティングを支援する「SaaS Growth Partners」を設立、SaaSビジネスの成長に欠かせないLTVの向上をミッションにサービスの開発を進めてきた。そうした活動を通じ、現在のカスタマーサクセス組織における「人員不足」「広大な業務範囲」「業務ツールの散在とデータの分断」などの課題を抽出。その解決支援策としてサービス提供を開始している。