NEC/NECインフロンティア、中小向けコミュニケーション・ゲートウエイの機能強化

 NECならびにNECインフロンティアは、中小規模事業所向けのオフィスコミュニケーションゲートウエイ「UNIVERGE Aspire UX (ユニバージュ アスパイア ユーエックス)」の機能を強化し、新製品を2月5日から出荷する。主な機能強化ポイントは次の通り。

1.プレゼンス表示をサーバーレスで実現する「デスクトップコミュニケータUC100」:プレゼンス表示・チャット・メール連携・電話連携を追加サーバーなしで実現するUCツールであるデスクトップコミュニケータUC100をリリース。ユニファイド・コミュニケーション(以下UC)環境をワンボックス・低コストで構築することが可能。本社と支店間など、遠隔地を含めた社内コミュニケーションにおいて、プレゼンス表示で相手の状態を確認し、チャット・メール・電話など適切な手段による効率的なコミュニケーションができる(画面写真)

2.スマートフォン連携オプション「BCAユニット」:多機能電話機底面に装着し、スマートフォンを利用登録することで、スマートフォンへの着信を多機能電話機で応答、多機能電話機の通話をスマートフォンに切り替えるなどの操作が可能。また、スマートフォンの電話帳や発着信履歴から多機能電話機で発信できる。安価な固定電話回線を使用することで、スマートフォンの業務活用などBYODが進むことによって生じる通話コストを低減

3.ビデオ通話機能の拡張:これまで2拠点のみ対応していたSIP対応ビデオ通話端末によるビデオ通話を、最大4拠点まで拡張。専用MCU(多拠点接続装置)サーバーが不要

4.新PHS端末「Carrity-NW」のラインアップ追加:新PHS端末「Carrity-NW」(2013年11月発売)に対応。従来機種より大幅に小型化し、医療や介護の現場などでニーズの多い防水機能や、カラーLCD化、ショートメッセージなどの機能を強化。UNIVERGE Aspire UXの構内PHS内線子機端末を一度に複数台(8台以下)呼び出す機能と組み合わせ、サービス付き高齢者住宅など、低コストな簡易ナースコールシステムや、倉庫や工場など、一斉呼び出しシステムとして活用することが可能

5.その他:専用線やVPNなどの構築を必要とせず、インターネット回線に繋ぐだけで内線端末として通信・通話を可能にするNAT越え機能が、ビデオ通話端末などのSIP対応端末に対応。対応する通話録音装置「VR-900 UX(タカコム製:2月末発売予定)」と連携するための通話録音専用インタフェースを追加。これによりIP/ISDN/アナログなど回線種別に依存しない高機能・低コストの通話録音機能が導入可能。着信自動転送や音声ガイダンス、応答フロー作成などの機能を備える「CSVIEW/VoiceOperator」と連携。

2024年01月31日 18時11分 公開

2014年01月22日 13時19分 更新

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