アイ・ティ・アール、IT Trend 2013を開催

 アイ・ティ・アールは5月15日、都内で「変革と創造で攻めに転じるIT戦略への指針」をテーマに「ITRエグゼクティブフォーラム IT Trend 2013」を開催した。

 午前中、内山悟志社長が、開会挨拶および基調講演「近未来を切り開く攻めのIT戦略」を行った。同氏は「今後、ワークスタイルが多様化し、組織マネジメントは複雑化します。さらに、クラウドに見る所有から利用へのシフトが加速し、外部リソースの活用が志向されるようになるでしょう。スピードを求められる業務は各事業部門へ権限委譲が必要ですが、競争優位性の高い領域はブラックボックス化を避けるためにも内製化への回帰を検討すべきです」など解説し、十数年間におよぶ調査と最新動向から、企業ITおよびIT部門が切り開くべき未来を提言した。



 続いて、特別セッション「未来を担うものからのメッセージ ~10年後のIT部門に渡すべきバトン~」 を開催。同社が、IT業界全体の底上げと将来を担う人材の育成のために主催している次世代リーダーズ・フォーラム「内山塾」での研究成果を報告した。発表したのは、ライオン 統合システム部 森山卓也氏、国分 情報システム部 中山 有氏、カシオ計算機株式会社 業務開発部 橋本隆史氏、ラック JSOC チーフエバンジェリスト 兼 担当部長 川口 洋氏。10年後に成功している企業を「モチベーションの高い社員が多くのアイディアを生み出すことで、絶え間なくイノベーションを起こす企業」と想定、IT部門やITの活用方法がどのような姿になっているかを予測し、部門ミッションの見直しや外部活用によるコスト削減、能動的な提案によるビジネス価値の創出など、いまから準備すべき施策を提言した。


 午後も、アナリスト・セッションや特別講演などが行われ、会場は盛況だった。


 

2024年01月31日 18時11分 公開

2013年05月16日 10時14分 更新

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