NTTマーケティングアクト、ソーシャルメディア関連サービスを拡充

　エヌ･ティ･ティ マーケティングアクト（以下NTTマーケティングアクト）は、Web・ソーシャルメディア関連サービスを拡充する。

　ソーシャルメディアの普及によって変化しつつある消費者の行動プロセスに応じて、適確なサポートを行うことができる「CRM総合支援サービス」をラインナップし提供するもの。具体的には以下の通り。

（１）Virtual Assistantサービス：企業のWebサイトにアクセスする顧客の質問、疑問の解決、コンテンツのナビゲートのために仮想アシスタントが会話形式で対応するサービス。形態素解析などの技術により自然な会話を実現しており、大量のコンテンツにもストレスを感じさせることなく顧客を誘導する。 Webのセルフ解決率が向上することで、コンタクトセンターへの問い合わせ電話の減少など、サポートコストの削減も期待できる。なお、同サービスは自然言語処理などの研究開発を行っているイナゴより「NetPeolpe」の提供を受けている。利用料金は個別見積り。

（２）ソーシャルリスニングサービス：従来、コンタクトセンター業務の受託ビジネスとして、クライアント企業に対して行ってきたCRM課題分析、顧客の声分析（VOC）のノウハウを活用して、Twitter、Facebook等の膨大な投稿データ（ビッグデータ）から、クライアント企業に関連のあるデータを抽出。「消費者インサイト」の視点から、ソーシャルメディア専門スタッフが、市場分析と未来予測を行うサービス。直接コンタクトセンターに届いてこない顧客の声をタイムリーに把握し、カスタマーサポートの充実を図ることができる。また、クライアントが運営するコンタクトセンターの応対ログやホームページ、メールなどへの問い合わせデータを加えることにより、詳細な分析をすることも可能。利用料金は月額５万円から。

（３）ソーシャルメディア アクティブサポート：ソーシャルリスニングにより分析された顧客の声の中から、企業としてサポートを行うべき投稿に対して積極的に働きかけを行い、能動的なサポートを行うサービス。実施に際しては、コンサルティングを交えて企業としての対応方針、サポートポリシーの策定を行う。また、専門スタッフがサポート業務の運営を代行する。利用料金は個別見積り。