みずほ銀行、音声入力システムを共同開発

みずほフィナンシャルグループ、みずほ銀行、みずほ情報総研は、音声認識技術、テキストマイニング、RPAを活用した市場商品の取引データ入力を自動化する業務効率化ツール「音声入力システム」を共同開発した。開発パートナーはNTTコミュニケーションズ。みずほ銀行のバンキング業務において利用を開始した。

金融市場における国際、資金取引などの売買は、相手先との取引条件の確認(金額、価格、受渡日など)を電話(口頭)で行うことが市場慣行となっている。これまでみずほ銀行では、確認した取引条件を売買成立後に手作業で行内の取引管理システムに入力していた。同行は、先進テクノロジーを活用したビジネスインフラの強化、業務効率化・高度化を通じたオペレーショナルエクセレンス(卓越した業務遂行力)の向上に取り組んでおり、今回はその一環として音声入力システムを開発した。

市場慣行となっている用語や言い回しの登録、モデルのチューニングにおいて相互に連携することで、市場で取り扱う多様な商品や複数の取引管理システムに対応している。バンキング業務での利用をすでに開始しており、全取引のうちの約7割におよぶ取引について、取引データ入力を自動化、業務効率化を実現している。

 

2024年01月31日 18時11分 公開

2019年05月13日 09時58分 更新

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