姶良市、チャットボットによる実証実験

 鹿児島県姶良市は富士通エフサスと共同で、定型的な問い合わせに対話で自動応答するチャットボットの実証実験を開始した。チャットボットに富士通エフサスのコールセンター運営のノウハウを実装することで、多様化する窓口業務やオフピーク時の問い合わせ業務の効率化を図る。
 一般的に、市の行政手続きなどに関する問い合わせの内容は幅広く、専門的なものから定型的なものまでさまざまだ。これらの問い合わせに対し、姶良市では限られた開庁時間のなか効率的に業務を行うため、市のホームページの「よくある質問」を充実させるといった方法で行政事務の効率化を推進する取り組みに注力してきた。
 今回の実証実験では、LINEを用いたチャットボットで、時間や場所を問わず市民サービスに必要な情報を提供する。「よくある質問」と連携した「対話型FAQサービス」として運用し、チャットボットの有用性や実用に向けた課題などを検証する。
 実験の結果を踏まえ、チャットボットに求められる市民ニーズを深堀りするとともに、サービス提供範囲の拡大を検討していく。

2024年01月31日 18時11分 公開

2019年02月12日 11時06分 更新

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