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システムインテグレータとエイジア、プッシュ型メールソリューションの提供を開始

パッケージソフトウエアの開発・販売会社のシステムインテグレータ（さいたま市中央区、梅田弘之社長、以下SI）とアプリケーション開発・販売会社のエイジア（東京都品川区、美濃和男社長）は、小売業向けにプッシュ型メールソリューションの提供を開始する。

具体的には、システムインテグレータのクラウド型マルチチャネル統合管理分析サービス「SI Omni Channel Services（SOCS）」とエイジアのメール配信システム「WEBCAS e-mail」を連携するもの。

SOCSは、ECサイトと店舗の情報を統合、分析・マーケティングから顧客情報の一元管理機能を提供するクラウドサービス。アプレッソのEAIソフトウエア「DataSpider」と連携し各チャネルの情報を収集。分析機能として「Dr.Sum EA」「Motion Board」（いずれもウイングアーク1st社製）を搭載している。

一方、WEBCAS e-mailはさまざまなDBと連携し、顧客の属性や購買履歴に基づいたメール配信が可能なツール。両製品を連携することによって、複数のECサイトと店舗における商品の在庫や受注・出荷データ、顧客データを分析、その結果に基づいてメルマガやキャンペーン情報などのメールを出し分けることができる（図）。たとえば、顧客の「最終購買日」「購買頻度」の指標をもとに優良顧客とカムバック顧客（離反が予想される顧客）に分類、早期購入特典あるいは過去の購買履歴を利用したレコメンドなど、セグメント別に最適化したプロモーションを実施することが可能となる。分析ツールによる効果測定もサポートする。

PC、スマホ、フィーチャーフォンに対し、１時間につき最大で300万通の配信が可能。利用料金は、SOCSは月額１万円～、WEBCASメールマーケティングオプションは月額１万円～。システムインテグレータは2015年１月からSOCSのサービスを開始しているが、今回の新サービス追加によって目標（初年度30社2000万円、３年間で200社２億5000万円）の確実な達成を図る。

2024年01月31日 18時11分公開

2015年09月15日 16時07分更新