アドバンスト・メディア、電話用音声認識エンジンをクラウド型留守番電話サービスに提供

 アドバンスト・メディア(東京都豊島区、鈴木清幸社長)は、電話用音声認識エンジンをAmiVoice Cloud WebAPIを通じて提供を開始。この導入の第一弾として、クラウド型留守番電話サービス「TRANSREC」に提供した。

 同社の電話用音声認識エンジンは、電話の独自ノイズや周囲の雑音に対応した音響チューニングを施したことにより高い認識率を実現している。音声通話サービス「VoLTE」の開始など、近年の音声通話の高品質化を背景に音声認識の需要増を見込み、提供を開始した。

 TRANSRECは、KDDIウェブコミュニケーションズ(東京都千代田区、山田浩喜社長)が提供するクラウド電話API「Twilio」を活用したサービス。グローバル・インターネット・ジャパン(東京都江東区、高橋克己CEO)との共同研究により開発した。留守番電話に吹き込んだメッセージをテキスト化し、音声データを添付してメールで録音内容を通知する(図)。これにより、サービスセンターなどに問い合わせる手間なく録音内容を確認することができる。



 
TRANSRECはコンシューマへの提供が主だっているが、ヘルプデスク業務や営業活動などの法人利用も想定している。利用料金は、月額300円。保存期間および保存件数の制限はないが、メッセージ受信件数が100件を超える場合は1件ごとに2円の超過金が必要。1契約で複数台の携帯電話または固定電話で利用することができる。

2024年01月31日 18時11分 公開

2014年12月11日 12時59分 更新

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