イーコース(東京都練馬区、Behzad Peivasteh代表取締役)は10月29日、問い合わせ対応AIエージェント『NetBot』を機能強化した。AIが回答できなかった問い合わせを担当者に引き継いでチケットで管理する機能と、ナレッジの改善点を洗い出す「改善候補」機能を標準で搭載。いずれも追加契約なしで使える。
AIチャットボットの導入が進む一方、AIが答えられなかった問い合わせへの対応や、その内容をナレッジに反映する仕組みは課題として残っている。担当者が個別に対応するだけでは同じ質問が繰り返され、負担が減らないケースが多い。イーコースは、自動回答から有人対応、チケット管理、ナレッジ改善までを1つの基盤で扱えるようにすることで、この課題に対応する。

有人対応・チケット管理機能では、AIが回答できない質問を担当者へ回し、解決するまでチケットとして追跡する。社内外の問い合わせについて担当者、優先度、対応状況をまとめて管理でき、対応漏れを防ぐ。スタンダードプランから利用できる。
「改善候補」機能は、AIが答えられなかった質問や、利用者から低評価を受けた回答を自動で抽出して一覧にする。回答品質と信頼度をスコアで示し、不足しているナレッジや改善点をAIが提案。管理者が資料を追加・修正すれば、類似の質問への回答精度を高められる。

『NetBot』には、スキャン画像を含むPDFやWord、Excel、WebページURLなどを資料として読み込む機能がある。日本語の資料を登録するだけで、英語や中国語など40以上の言語で回答。全国約200拠点の民家改装型デイサービス「だんらんの家」では、業務マニュアルを登録し、拠点からの問い合わせ対応と情報共有に使っている。
今後は、Microsoft Entra IDによるシングルサインオン(SSO)やMicrosoft SharePointとの連携、MCPを通じた外部システム連携にも順次対応する予定だ。