アセンド(東京都新宿区、佐藤 博代表取締役)は10月15日、AIを活用した電話業務の自動化サービス『AgenFlow(エージェンフロー)』の提供を開始した。受電・発信の応対だけでなく、通話後の記録や担当者への通知、業務システムへの情報連携までを一連の業務フローとして自動化できる。

企業の電話業務では、着信のたびに担当者の作業が止まる、営業時間外の電話に出られない、同じ質問への回答や取次ぎが繰り返されるといった問題が生じやすい。発信業務でも再架電や定型的な案内、結果の入力に手間がかかる。さらに通話後には、CRMへの登録や予約システムの更新、担当者への連絡などの作業が残る。
AgenFlowは、こうした通話前後の業務をまとめて自動化。受電では問い合わせや予約の受付、担当者への取次ぎ、発信では案内や確認連絡、アンケートなどを担う。たとえば予約の電話を受けた後に予約情報を登録し、担当者に知らせるといった流れを組み立てられる。
設定はAIとの対話で行う。自動化したい業務を伝えるとAIが業務フローを作成し、利用者は画面上で発話内容や質問ごとの分岐を確認・修正できる。テスト通話で動作を確かめながら調整できるため、業務内容の変更にも柔軟に合わせられる。
AIと外部サービスをつなぐ規格「Model Context Protocol(MCP)」にも準拠しており、ClaudeなどのAIから業務フローの作成・変更や応対設定、通話結果の確認が行える。CRMへの情報登録や、チャットツールによる担当者への通知も可能だ。判断や個別の応対が求められる場面では、通話内容の要約を添えて有人担当者に引き継ぐ運用も設計できる。定型業務はAIに任せ、人は必要な案件に集中するという分担を想定している。
料金は月額0円のフリープランから月額4万5000円のプロフェッショナルプランまで、4種類を用意した(税抜き)。実際の電話回線で運用するには、『AIオペレーター』の別途契約が必要となる。
2003年設立の同社は、電話システムの開発やコールセンターの構築・運営を手がけてきた。今後も業務ツールや外部AIとの連携を広げ、電話を起点とした業務の自動化を進める方針だ。