ヘッドウォータース(東京都新宿区、篠田庸介代表取締役)は、企業内の業務ファイルをAIエージェント向けのデータに変換する「SyncLect Silver Data Coordinator」の提供を開始した。

SyncLect Silver Data Coordinatorは、業務ファイル(Bronze)の内容や構造、文脈を解析し、MarkdownなどのAIが解釈しやすい形式に再構成する。さらに、出所やアクセス権限、処理履歴などを付与し、複数のAIエージェントやナレッジベースで再利用できる「Silverデータ」として管理する。
ファイルをSilverデータへ変換するための解析方式や出力形式、分割方法、安全化、登録方法など50項目以上の設定は、AIが「企業レシピ」として自動生成。生成後は同種のファイルにも適用できる。同社試算では、人手で個別設計する場合と比較して、初期設計・調整に要する作業工数を約80%削減できるとしている。
また、Microsoft Azureを基盤としており、Microsoft FabricやAzure AI Search、Databricksなどと連携する。Microsoft Entra IDによる認証やアクセス制御に加え、ファイル内の個人情報を検出・マスキングする機能なども備える。
同社は今後、製造、金融・保険、交通・運輸、エネルギー・インフラなどを中心に導入を進める。エンタープライズ企業向けには顧客指定のクラウドまたはオンプレミス環境へ配置するソフトウエアライセンスとして提供し、中小企業や大企業の部門・グループ会社向けにはSaaSとしての展開も計画している。