飲食店の中崎バール Switch(大阪府大阪市)は、店舗にかかる電話をAIが一次対応するAI電話受付サービス『ロカオプデスク』を導入し、運用を開始した。
同店はホールとキッチンを合わせて3〜4人程度のスタッフで営業しており、電話専任の担当者はいない。接客や調理の合間に手の空いたスタッフが電話対応にあたるため、通話中は目の前の業務を止めざるを得ず、とくに問い合わせが集中する17時から19時ごろは来店客への対応を優先し、電話に出られないことも多かった。営業時間外の予約や問い合わせに対応できないことも課題となっていた。
そこで導入したのが、ロカオプ(大阪府大阪市、縣 将貴代表取締役)が提供する『ロカオプデスク』である。店舗や企業にかかる電話をAIが24時間365日体制で一次受付し、予約や問い合わせの取りこぼしを防ぐIVR(自動音声応答)サービスだ。導入にあたっては事前にテストとデモを行い、AIに任せる問い合わせとスタッフが直接対応する電話を整理。翌日以降の予約はAIがWeb予約へ案内し、当日の予約や遅刻・キャンセル、団体予約などはスタッフへつなぐ運用としている。
導入後は、AIが最初に電話を受けることで店舗が直接対応する件数が減少。7月の着信は546件にのぼったが、電話対応にかかる手間は体感で3〜5割程度減ったという。夜間や早朝など、これまで対応できなかった時間帯にも予約が入るようになり、営業時間外の取りこぼし防止にもつながっている。同店では、電話対応の負担軽減により接客など本来業務への集中がしやすくなったとしている。