島原市(長崎県)は、ブリッジウェル(東京都江東区、石橋真彦代表取締役社長)と、スポットAI『ToyTalk』を活用した観光振興・地域魅力発信に関する連携協定を2026年7月27日に締結した。天草四郎をモチーフとしたAIキャラクターを制作し、島原城をはじめとする市内の歴史・文化・観光情報を、来訪者がスマートフォンから対話形式で確認できる案内の仕組みを構築する。
導入する『ToyTalk』は、場所やテーマごとに情報を設定できる観光案内特化型のAIで、島原城などに設置するQRコードやURLから、専用アプリのインストールや会員登録なしに利用できる。来訪者は音声またはテキストで質問を重ねられ、外国語利用時は言語を自動判定して案内する。回答は市が提供・確認した歴史資料や施設案内などをもとに構成し、地域固有の情報を反映する。

天草四郎のAIキャラクターは、史実上の人物の言動を再現するものではなく、若い世代や歴史に詳しくない来訪者にも興味を持ってもらえるよう分かりやすい説明を行うフィクションの案内役として設計する。従来の案内板やパンフレットでは得にくかった双方向のやり取りを、AIキャラクターとの対話で実現。来訪者の関心に応じた情報提供を通じて、利便性・満足度向上を図る。会話数や質問内容などの利用状況は分析し、案内内容の改善に活用する方針だ。
今後は島原城での公開を皮切りに、武家屋敷や湧水、温泉、ジオパークなど市内の観光資源への展開を検討し、場所ごとに小規模なスポットAIを配置していく考えである。