NTTデータおよびNTT西日本は2026年7月28日、AIエージェントを中核とした次世代ビジネス・プロセス・アウトソーシング(BPO)事業の共同展開に向け、NTTマーケティングアクトProCXを合弁会社化する最終契約を締結した。10月に必要な手続きを経て、NTTデータ51%、NTT西日本49%の持分比率による合弁会社とする予定。
企業の顧客接点を担うカスタマーサポート業務は、労働人口の減少に伴う人材確保の難度上昇や人件費高騰という課題に直面。さらに、コンタクトセンターには従来の問い合わせ対応に加え、顧客体験向上に向けた戦略拠点としての役割が求められ、業務効率化と顧客体験の向上を両立する新たな運営モデルが必要とされている。
こうした背景から、合弁会社を通じて、顧客接点改革の構想策定からAI導入、システム構築、コンタクトセンター運営までを一体で提供する。具体的にはNTTデータが保有するAIプラットフォーム「LITORN」を中心としたテクノロジーやコンサルティング力と、NTT西日本グループであるNTTマーケティングアクトProCXが約7000席の規模で培ってきたコンタクトセンターの運営ノウハウを融合させる。単なるAIツール導入にとどまらず、AIエージェントが業務処理まで担うことを前提とした業務設計を行い、コンタクトセンターサービスの高度化と顧客接点改革コンサルティングからBPOまでを一体で提供するサービスの拡充を図る。
両社は本取り組みを通じて、持続可能なコンタクトセンター業務運営と、人材の高付加価値業務へのシフトを実現し、企業の顧客生涯価値(LTV)最大化やコスト最適化を支援していく。次世代BPO市場の拡大を牽引し、2030年度までに売上高100億円規模の事業創出を目指す方針。