ラクス(東京都渋谷区、中村崇則代表取締役)は、問い合わせ自動応対システム『楽楽自動応対』に、蓄積されたメールデータを活用してFAQ記事の追加・更新を提案する『AI-FAQ機能』を追加する。2026年7月にユーザー企業向けのベータ版を先行公開したうえで、秋の一般提供開始を予定している。ベータ版の申し込みはすでに100社を超えているという。
FAQサイトを整備する企業は多いものの、運用が続かず形骸化するケースは少なくない。同社が実施した調査では、FAQ導入企業の4割以上が「メンテナンスの手が回っていない」ことを課題に挙げており、記事の作成・更新を人手に頼る従来型の運用が継続的な負担を生んでいる実態が背景にある。

新機能は、『楽楽自動応対』に蓄積された実際のメール内容をAIが集計・分析し、問い合わせ件数の多いテーマからFAQ記事の候補を自動生成する。件数や該当メールなど提案の根拠も示され、担当者は内容を確認したうえで公開の可否を判断できる。想定外の質問や自社特有の問い合わせも取りこぼしにくい仕組みだという。
『楽楽自動応対』は2001年の提供開始以来、機能拡充を重ねてきた問い合わせ管理システムで、累計導入社数は9000社を超える。同社は、メンテナンス負荷を抑えながらFAQを最新の状態に保てる仕組みを通じ、問い合わせ対応業務の効率化を支援する方針だ。