ライフネット生命保険(東京都千代田区、横澤淳平代表取締役社長)は、AI活用による顧客サービスの向上と業務効率化の取り組みが評価され、「財界 BEST AI AWARD」の「財界 BEST AI 100」に選出された。
同アワードは、AIを活用して優れた成果をあげた企業を選定・表彰するもので、「財界 BEST AI 100」はそのなかでも、ビジネスや業務プロセスの変革を実現した100社に贈られる。保険業界からの選出は初めてだ。
受賞の背景には、顧客対応と社内業務の両面におけるAI活用の実績がある。コンタクトセンターでは2025年11月、対話型AIとAIボイスボットを導入した。これにより、オペレータが応対するまでの待ち時間が95秒から65秒へと短縮された。また、控除証明書再発行の受け付け対応が24時間化され、顧客の利便性向上につながっている。
社内業務の効率化においては、2024年7月に自社開発の社内用LLM(大規模言語モデル)ツールを従業員向けに導入。同年8月からは『Google Workspace with Gemini』の全従業員への展開を段階的に進めた。2026年3月末時点で、総合職正社員(休職者除く)における生成AIの利用率は100%に達している。
代表取締役社長の横澤淳平氏は「今回の選定を励みに、オンライン生保のリーディングカンパニーとして生命保険の体験価値を向上させ、ライフネット生命保険マニフェストの実現を加速していく」とコメントしている。
同社は今後、AIコーディングの導入によるシステム開発の効率化を進め、さらなる生産性向上を図る方針だ。将来的にはマイナンバー制度とAIの融合により、申し込みから保険金・給付金の受け取りまで、一連の保険手続きの自動化を目指すとしている。