ケーブルテレビ事業者のコールセンター運営を受託するネットセーブ(東京都港区、河野 晃取締役社長)は、4COLORS(神奈川県横浜市、加山 緑郎代表取締役)が提供するアバター動画作成サービス「PIP-Maker」を採用し、オペレータ向け研修を年間2040時間削減、327万円のコスト削減を実現した。
ネットセーブは2013年、センターを赤坂から多摩センターに移転。これにより就業希望者層が変化、主婦や大学生のほか、週2・3日および数時間勤務の希望者が中心となった。一方、地方のケーブルテレビ局のコールセンター業務は地域に密着した対応が求められるなど、対応品質の向上も課題だった。
そこで、短時間シフトでも十分に応対品質を高められるよう人材教育の見直しを検討し、2020年に「PIP-Maker」を導入。PIP-Makerは、PowerPoint資料から最短5分でアバター・音声付きeラーニング動画を作成できるクラウドサービス。ネットセーブは、①低コストで、既存のPowerPoint資料を活用してアバター動画を作成できる、②即座に音声付の動画を作成できる簡便性、③過剰な機能がなく、コールセンター業務に特化した効率的な教育が可能な点を高く評価し採用。導入後は、研修動画を視聴させたうえで、質問と補足説明を行うハイブリッド研修体制を確立。その結果、研修時間は従来の2時間から20分に短縮し、年間で2040時間の研修時間を削減。コストも70%削減し、総額327万円の削減を達成した。PIP-Makerで作成した動画をベースに、ケーブルテレビのコールセンターに特化した研修サービスも提供している。