エーアイスクエア(東京都港区、荻野明仁代表取締役)は2024年7月、コンタクトセンター向け自動要約システム「QuickSummary2.0」に、生成AIサービス「Amazon Bedrock」との連携を開始した。これまでAzure OpenAI Service上の生成AI「GPT-3.5」「GPT-4」「GPT-4o」を対応モデルとしてきたが、Amazon Bedrockとの対応により、米Anthropic社のAIモデル「Claude 3.5 Sonnet」の利用が可能となった。Claude 3.5 Sonnetは従来モデルと比較して処理速度が2倍に向上、運用コストも5分の1に抑えられる。
QuickSummary2.0は、生成AIによる要約処理の前段階で、音声認識テキストに対してクレンジング(フィラー・相づちの削除)、個人情報の有無の特定、会話の重要度判定を自動で行う。また、目的に応じた複数種類のプロンプトを選択可能で、最適な要約結果を出力できる。同ツールはAmazon Web Services上で構築されているため、AWS PrivateLinkを用い、閉域網で利用可能。これにより、セキュリティを確保できる。