ソフトバンク・テクノロジー(東京都新宿区、阿多親市社長)は、企業のウェブサイトや実店舗、リアルイベントなどの販売チャネルの統合(オムニチャネル)戦略を支援するサービスを9月より提供する。
同サービスは、スマートフォンやタブレットの搭載機能「iBeacon」から生成されるオフラインログデータと、GoogleAnalyticsに代表されるウェブアクセス解析データをビッグデータプラットフォームで集中管理し、モニタリング、会員分析を提供するサービスだ。
具体的には、ビッグデータプラットフォームに、WebやSNSなどのオンラインデータ、実店舗やイベントなどリアルのデータなどを統合し、行動分析を行う。iBeaconログデータやアクセスログデータはデータビジュアライズツールによってリアルタイムにモニタリングできる。
提供サービスの内容は以下の通り。
1.ウェブアクセス解析データの結合コンサルティングサービス「SIGNAL」の提供
2.SaaS型ビッグデータプラットフォームサービス「4D Pocket」へのデータ収集
3.データビジュアライズツール「4DP Search」や、BIツールとの連携によるデータモニタリング
4.SBTグループによるアプリ開発ならびにプロモーション企画
※「iBeacon」とは、BLE (Bluetooth Low Energy) の信号を発信できるBeaconセンサーを用いて、近距離でのデータ送受信を可能にするサービス。
iPhone/iPad/iPod touch(iOS端末)などの端末がセンサーを検知して通信を行うことで、位置を特定。任意のエリアでの情報配信などが可能となる。 例えば、店舗や展示会でBeaconセンサーを設置し、センサーの検知範囲にきた顧客のスマートフォンに製品情報等のプッシュ通信を送信することができる。