ファンケル、SASの分析ツールを導入、クラウドで利用

 通信販売大手のファンケルは、SAS Institute Japanの「SAS Marketing Automation」を採用した。

 同製品は、顧客分析に基づいた顧客理解の促進と最適なターゲット選定、マルチチャネルをはじめとした多種多様なキャンペーンの設計・実行・管理、効果検証を支援するソリューション。メールからのクリックスルーやコールセンターでの応対履歴など、既存システムと連携したキャンペーンの自動実行も可能。

 ファンケルは、同ソリューションを「アマゾン ウェブ サービス(AWS)」のクラウド上で導入。利用顧客の傾向を分析し最適なお客様に最適な商品を提供することにより、売上最大化および顧客ロイヤリティ向上を図る。従来、インターネットを通じて販売するネット営業部門では、販売データ、Web上の行動データ、キャンペーンデータなどが分散し、相互連携には手作業が必要で業務効率が上がらないという課題があった。さらに従来の分析ツールを使った顧客分析、商品分析では、統合的な顧客分析が難しく、販売プロモーションや顧客満足度の向上において、その効果が限定的という点も課題として挙げられていた。

 同社では、導入効果をインターネット上で見極めた上で、店舗を含めたO2O(Online to Offline)戦略、ネット広告データとの連携なども進める方針だ。

2024年01月31日 18時11分 公開

2013年12月18日 16時14分 更新

その他の新着記事

  • スーパーバナー(リンク2)

購読のご案内

月刊コールセンタージャパン

定期購読お申込み バックナンバー購入