米LivePerson、日本法人設立しSaaS型Web接客サービスを本格開始

 デジタル・エンゲージメント・ソリューションの大手プロバイダ、米LivePersonは、12月4日、ライブパーソンジャパンの設立と、電通国際情報サービス(東京都港区、釜井節生社長)、電通レイザーフィッシュ(東京都中央区、得丸英俊社長)の2社との戦略パートナーシップの締結を発表。同時にライブパーソンジャパンの代表取締役に深沢明生氏が就任したことを発表した。これを機に、SaaS型Web接客サービス「ライブエンゲージ」の本格展開を開始する。

 ライブエンゲージは、Webサイト上の消費者の行動を把握し、チャット、電話、コンテンツなどのマルチチャネルを通して、さまざまなデバイスで消費者とつながることを可能にする。その結果、企業は優れたカスタマーエクスペリエンスを提供し、ブランド価値の向上を図ることができる。

 ライブパーソンが2013年5月にコールセンター業界大手、もしもしホットライン(東京都渋谷区、竹野秀昭社長)の部分所有子会社であるヴィクシア(東京都渋谷区、土屋 到社長)と提携し、日本市場に参入して以来、すでに複数のクライアントにライブエンゲージが採用されている。今回、日本におけるライブエンゲージの販売をさらに加速するため、デジタルエージェンシーである電通レイザーフィッシュ、および金融機関など大手企業のシステム構築を手掛ける電通国際情報サービスと新たに提携した。

 ヴィクシアのデジタルマーケティング力、電通国際情報サービスの最先端技術力、および電通レイザーフィッシュの革新的な経験価値を生みだす力が結集することで、ライブパーソンはより多くの企業のニーズに対応することが可能になるという。今後は、通信、金融サービス、リテール、旅行、ITなどさまざまな業界において、ライブエンゲージを展開していく方針だ。

2024年01月31日 18時11分 公開

2013年12月05日 17時20分 更新

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