日本トータルテレマーケティング、アパレル・服飾雑貨に特化したワンストップセンター開設

　コンタクトセンター・フルフィルメントサービス受託の日本トータルテレマーケティング（東京都渋谷区、森 真吾代表）は、アパレル・服飾雑貨に特化した通販・ECサイト運営事業者向けの新センター「東京ベイ・ワンストップセンター」を開設する。新センターは千葉県市川市の「東京ベイ・ファッションアリーナ」内に設置し、コンタクトセンターと物流センター、撮影スタジオ、QC（品質検査）の４つのサービスをワンストップで提供する。

　同社のコンタクトセンターにおいては、主にTV／ラジオ／新聞／雑誌などを利用したBtoCの通信販売事業を手掛けているクライアント企業からの、電話を主とした商品受注代行業務や問い合わせ業務、セールスサポート業務などを渋谷や熊本など全国４カ所の拠点にて提供している。また、フルフィルメントサービスにおいては、埼玉県川越市で２つの物流センターを運営し、受注管理や在庫管理、流通加工、梱包発送、納品までのすべての物流業務を提供している。

　近年、健康食品や化粧品、衣料品、雑貨などの通信販売市場は、消費低迷が続く中にあっても成長しており、その成長要因はインターネット／スマートフォン／タブレット端末の普及に伴うEC市場の拡大が大きな要因のひとつと言われている。こうした中、今後のEC市場に対応した商品受注代行業務や問い合わせ業務などのサービス拡充を図ることが急務となっている。

　EC市場の中でも、とくにアパレル・服飾雑貨においては、近年同社のクライアントからのECに対応した業務の引き合いも多いことから、サービスの拡充を図ることが課題となっていた。

　新センターは、30席から40席規模のコンタクトセンターを併設し、電話やメールでの受注対応、キャンセル対応、返品対応を行う。また、従来のフルフィルメントサービスに加え、「東京ベイ・ファッションアリーナ」内の設備を利用し、商品撮影や採寸、原稿作成、サイト掲載などをサポートする。QCスペースでは商品の検品・検針、タグの付け替え、商品リペア、プレス加工などを行う。

　施設内においては、高級ブランドの取り扱いも行うため、入口にはID認証ゲートが設置されているほか、監視カメラや電子錠などセキュリティシステムが充実。災害対策として建物の耐震構造・液状化対策もされており災害に強い施設となっている。