NEC、IPテレフォニー新製品を販売開始

 NECは11月5日、企業向けIPテレフォニーの新製品「UNIVERGE SV9500」「同SV9300」を販売開始した。

  記者発表において、執行役員の保坂岳深氏(写真)は「いつでもどこでも働けるという環境をさらに進めるには、業務アプリケーションとコミュニケーション基盤の融合が必要。新製品はそのためのプラットフォームと位置付ける」と説明した。

 


 具体的には、さまざまな業務システムからSV9500/9300のコミュニケーション機能を利用するためのAPIを公開する。例として、保守サービスの企業ならば、現場のフィールド要員がデバイス(スマホなど)のGPS機能を利用してリアルタイムの位置情報やメッセージを地図アプリケーション上に表示させるといったデモンストレーションを実施した。







 CTIやIVR、音声録音システムやCRMパッケージなどさまざまなアプリケーションやミドルウエアとの連携が必要なコンタクトセンターにおいても、こうしたAPIを活用した連携は大きな武器となると考えられる。

 また、SV9500については初めて汎用サーバーで導入・運用できる「UCサーバモデル」と、既存PBXや電話機等からの継承性を重視した「テレフォニーモデル」の2モデルを販売する。価格は前者は未定、後者は500万円から。中小規模向けのSV9300は50万円から提供する予定だ。回線収容装置のラック搭載サイズも約23%削減、回線カードの消費電力低減など、環境への負荷軽減にも留意した作りとなっている。

2024年01月31日 18時11分 公開

2013年11月07日 10時40分 更新

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