TMJ、バイリンガルITアウトソーシングサービスのバイオスを子会社化

 ベネッセグループのTMJ(東京都新宿区、林 純一社長)は、7月30日、バイリンガルでのITアウトソーシングサービスを展開するバイオス(東京都港区、和田 淳CEO)の全株式を取得し、完全子会社化することを決定した。

 バイオスは、2010年にリンクメディアより独立分社化した企業であり、バイリンガルでのITアウトソーシングサービスの実績は15年にわたる。具体的には、ヘルプデスクやデータセンター管理業務などの請負、バイリンガルIT人材の派遣・紹介など、ITに精通したバイリンガルスタッフを活用したサービスを提供し、大手外資系企業を中心とした80社以上のクライアント企業の日本国内における事業活動を支援している。また、欧州大手SIなど、世界各国に海外パートナーネットワークを保有している。

 今回、TMJがバイオスを完全子会社化した目的は、同社の強みであるITアウトソーシングサービスを新たに取り込むことで同領域の強化を図るとともに、バイリンガル人材の調達力を活かし、IT関連企業や外資系企業などの新たな層の顧客、業務の拡大につなげていくことにある。さらに、バイオスのクライアント企業に対し、TMJが持つ広範なコンタクトセンター・BPOサービスなどを複合的に提供することが可能となる。

 TMJは、2002年に設立した中国でコンタクトセンター運営サービスを提供している益峰客戸関係管理(上海)有限公司をはじめ、ASEAN地域への展開を進めており、今後、バイオスが持つバイリンガル人材および海外パートナーネットワークを活用し、業務機会を創出する方針だ。

2024年01月31日 18時11分 公開

2013年07月31日 16時24分 更新

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