ジェネシス・ジャパン、P&Wソリューションズと提携して日本向けパッケージ製品販売開始

 ジェネシス・ジャパン(東京都千代田区、和智英樹社長)は4日、記者会見し同社戦略および新製品「Genesys J-Package」を発表した。

 5日に開幕する「G-Force2013 Japan」のために来日した米ジェネシス社のポール・セグレ社長兼CEO(写真)は、「2012年度は10%以上の成長率を達成しました。今年はそれがさらに加速する見込みです。また、積極的なR&Dで、コールセンターの音声だけにとどまらないソリューション群を充実しつつあります。今や、ユーザー企業のIT投資はクラウドに移行しつつありますが、そうした状況に置いても市場でリーダーシップをとっていきたい」など、方針を説明した。

 実績について、同氏はSIPサーバー、アウトバウンド、クラウドの各ソリューションに関する導入企業の伸びを強調。「日本国内ではまだそうした先進ユーザーは少ないが、大きなビジネスチャンスあると考えているコンサルティングを実践するなど、有効な提案を進めたい」と今後の積極展開を約束した。

 新製品のGenesys J-Packageは、日本のコンタクトセンター事情にカスタマイズした中小規模向けのパッケージソリューションだ。ジェネシス・ジャパンの飯塚純也エヴァンジェリストは、「日本のコンタクトセンターは95%が250席以下というデータがあるように中小規模が中心。しかし、機能については高機能・多機能が要求される傾向も強いので、そうしたニーズに合わせたパッケージ・ソリューションです」と説明した。

 具体的には、CTIをはじめとしたACDなどのプラットフォーム機能はジェネシス製品、シートマネージャーなどのアプリケーション部分は国内で豊富な実績を持つP&Wソリューションズの製品群を活用する。発売は7月1日からオンプレミスのみでの提供、初年度目標は20社。価格はオープン価格だが、目安としては「100席規模で2000万円台の後半」(作業費除くパッケージ料金のみ)となる模様だ。

 なお、同製品はG-Force2013 Japanのほか、6月12日、13日と展示会が行われる「コールセンター/CRMデモ&コンファレンスin大阪2013」でもデモンストレーションが行われる予定だ。

2024年01月31日 18時11分 公開

2013年06月04日 14時54分 更新

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