和光堂では、取引先との受発注処理をEDI(Electronic Data Interchange)で効率化を推進する一方、一部の取引先からはFAXによる注文書での受注入力処理も残っていた。これらの入力処理は、オペレータの商品知識などの習熟が求められ、かつ業務負荷が高いことや入力ミス撲滅など、業務品質の向上が課題となっていた。そのような環境のなか、アドバンスト・メディアの音声認識技術「AmiVoice」を活用し、取引先からの注文書を声で読み上げることにより、基幹業務システムに登録するデータを自動的に作成する「音声受注入力システム」を構築した。同システムは、数多くある商品名称や取引先固有の商品呼称(略称など)を音声認識辞書登録できるなど、商品知識がなくても受注入力することができ、作業時間の短縮や業務負荷の軽減など、業務効率の向上に資するソリューションとなっている。特徴は以下のとおり。