丸紅情報システムズ、クラウドAIサービス「MSYS Omnis」に新機能追加

 丸紅情報システムズ(東京都新宿区、渡辺亮一社長、以下MSYS)は、Google Cloud Platform を利用したクラウドAIサービス「MSYS Omnis」(エムシス オムニス、以下オムニス)に、多言語対応と翻訳の新機能を追加し、提供を開始する。

 オムニスは、Googleが提供する音声認識精度の高い Google Cloud Speech API を利用し、MSYSが独自にコールセンターでの利用シーンに合わせたカスタマイズを施したアプリケーションで、従量課金制のクラウドサービスとして提供している。

 新機能として追加した多言語対応は、Google Cloud の API が認識する、120以上の言語と方言に対応し、オペレータが言語を選択することで、各言語の対話をリアルタイムでテキスト化する。また、翻訳はテキスト化した各言語を指定の言語に翻訳する。これらの機能を利用することで、コールセンターを利用する顧客が使用するさまざまな言語をテキスト化し、応対履歴として保存することが可能となる。さらに、翻訳によりキーワードに対応したFAQを通じて適切な回答を参照することが可能となるため、オペレータの業務効率向上を実現できる。

 MSYSは、オムニスをコールセンターシステムと連携した音声テキスト化のニーズを持つ企業を中心に、2020年3月期中に累計100セットの導入を目指す。また現在、MSYSは Google Cloud Platform が提供する Cloud Vision API、Cloud Natural Language API、Cloud Machine Learning Engine などの各種サービスの活用を検討しており、今後、コールセンター業務で活用できる画像認識、感情分析、自然言語理解、ディープラーニングを、オムニスのサービスとして順次拡充していくことを計画している。

2024年01月31日 18時11分 公開

2018年09月04日 11時38分 更新

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